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エッセイ
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私とコンビニ |
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| 田中雅代 | |
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マンションの階段を駆け下りて屋外へ出る。少し肌寒く感じる夜風が気持ちいい。何も荷物を持たず、子どもと手を繋がずに、自分のペースで外を歩く。手を振って歩くだけで少し開放的な気分になる。子どもが寝るのを待って夫に留守を頼み、私は夜の散歩へと出かける。
店の入り口にしゃがんでいる若者たち・・・
いろいろな人がいる・・・と人間ウオッチングするのも楽しい。私は、ふらふらと店内を物色して歩く・・・。ここでは、私も小さな子どものいる主婦ではなく、コンビニで買い物をするただの人にすぎない。
確か私が小学校3年生の頃、家の近くに1軒のコンビニエンスストアがオープンした。当時、朝7時から夜11時まで営業しているお店は当然ながら他にはなく、何でも買えるコンビニが「魔法のお店」に思えた。100円玉を握り締めて、肉まんを買いに行ったり、流行っていたスーパーヨーヨーを買った記憶は鮮明に残っている。
子連れでコンビニに行きにくく感じる。おべんとうを作る時間がなくて、お昼ご飯を「コンビニのお弁当」ですませてしまう時、何となく罪悪感にかられるのは私だけであろうか・・・。
子どもが寝てから、ひとりで堂々とコンビニの店内を歩く。ビールのおつまみでも買って、夫とビデオを見ようかな…。 |
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