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健康コラム

 

要節子の
レッツリフレッシュ!

第15回「色」


 錦織り成す紅葉の季節。空の青さも冴え渡り、自然界の色の美しさに目を奪われるばかりです。
 さて、この「色」についてが、今回のお話です。

 服装やインテリアなど、用いる色ひとつひとつで、気持ちが左右されてしまうことを御存知ですか?そういえば思い当たる、ということ、いくつかあるのではないでしょうか。
 欧米では、こうした色の心理作用を利用して、躁病やうつ病を治療する「色彩療法」というものがとり入れられています。では、実際、なに色が人の心理・生理にどう働きかけるのか、いくつか紹介してみましょう。

 まず、うつ病が治った色は、赤系統のピンクか、あわい橙色です。部屋の改装によって、1ヶ月もたたないうちに、うつ状態から明るくほがらかになったといわれています。

 照明の色も大切です。青っぽい蛍光灯のあかりの中では、人はさっぱりとした気分で活動的になるのですが、黄っぽい白熱灯のもとでは、暖かく落ち着いた気分になり、心もリラックスしてきます。
 会社の会議室も寒色系にすると、居眠りもなくなりテキパキと進み、会議も早く終わるといいます。反対に、会議にはどうしても重大な事柄を慎重に、かつ徹底的に審議する場合がありますね。そのときは、明るく暖かみのあるピンクやベージュの壁で、照明も白熱灯にすると、参加者の気持ちがなごみ、円満な成果が期待できるというわけです。

 ベージュには、筋肉の緊張度をやわらげる特徴もあり、肩こりなどに効果があるそうですよ。また、赤い色には、副交感神経を刺激し、胃腸の働きを活発にして食欲を増進させたり、手足の傷の治癒を促進させる働きがあるのだそうです。
 そして、細胞のデオキシリボ核酸(DNA)などの損傷を修復する力があるのが、紫色です。なんだか、不思議ですよね。

 最近の病院では白衣よりも、ピンクやクリーム色のユニホームが多くなったと思いませんか?こういう色が、患者の心をひき立て、勇気づけてくれるのですね。病室には美しい色彩の絵を飾ってみたりして、患者の心を癒す努力をしている病院もあります。そういった、少しでも快適な環境を整えるということが、病気の克服の助けにつながるからでしょう。

 これらのことからわかるように、色の性質をうまく利用することで、落ちこんでいる気持ちや行動欲を高めたり、いらいらした気分を鎮めたりと、私たちの日常生活や環境を快適にすることができるのです。実際に、いろいろな分野で役立てている人が多いですね。

 好きな色を選ぶことが一番ではあるのですが、目的に合った色を見つけて、色の持つ力を利用するということも、是非実行してみてください。
 最後に私は黒が好きでーす。私にとっては安心の色なのですが、皆さんはどうでしょうか?

Setsuko Kaname
要節子顔写真

健康運動指導士。
名古屋市生まれ。名古屋市在住。
企業、保健所、老人ホーム、公民館を中心に活動中。
リラクゼーションの分野においては、自律訓練法に基づいたリラックス方法を指導。
ストレス、不眠症、自律神経失調症などの人に特に効果のある、CD「眠れないあなたに」を2000年夏に製作。
心身の健康についてのご質問OK。
 

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