いまは、福祉専門学校におかれているいわゆる「言語」訓練教室でのマンツーマン授業と、最終目標としている「ユーガにピアノをひくことを趣味とさせたい」(親のとゆーか、私の切なる希望ね)音楽レッスンに、それぞれ週一回、お世話になっている。
言語訓練は、ことばのことだけにかぎらず、(ユーガはいわゆる、おしゃべりができないので)知能の発達や運動能力のバランス感覚などをひきだすための総合的なモノ。ST(言語訓練士)の先生の授業のほかに、学生さんたちの実習教材としてユーガがかりだされるときもある。愛情をもって真剣に、彼にかかわってもらえるそんなひとたちとの出会いも、ユーガにとって大切な何かを教わる貴重な時間だと信じている。
学校からおわってかけつけることで、気分上々とはいかないときも多い。(ただでさえ予測できないほどの気分屋だしね)
「今日はユーちゃん、どうしてもノッてくれないからアフリカ音楽の(太鼓系か?)CDきいておわったわ」と、音楽レッスンの先生にお迎え時にいわれることもけっこうある。
でもなんでもいいんだ。楽器をうまくあやつることを学ぶだけが「音楽」じゃないモンね。
どっかで音楽のすばらしさを(アンタなりに)感じてくれればいいんだから。ユーガの人生を楽しく謳歌させてくれるものをみつけたい、そのきっかけはどこにころがっているかわからないと思わない?
赤ちゃん時代にはじめたものはほとんどザセツしてしまったけれど、「水泳」だけがつづいている。といってもこれも正規のクラスに在籍していたのは数年で、いつのまにかユーガつきそいのコーチが登場し、そのうち、ひとりだけのレッスン枠をつくってもらった。
そしてこれまたいつのまにか、スイミングスクール自体に「ショーガイをもつコのための」クラスが新設された。いまはそこのコースに所属している。となりのコースではベビークラス時代に競っていた(ママといっしょに水中もぐりが泣かないでできるか?できないか?)同級生たちがいまはタイムを競りあってスイスイ泳いでいく。
あのころは、ユーガのほうがみんなより一歩リードしていたんだけどなぁ。フィックス(腕につける浮き輪のことです)をつけてすすむスピードなんか他を寄せつけなかったのに。
「ユーくん、すごかったよね。あのとき」ユーガが唯一「デキル」コだった時代を知るひとはいまも語ってくれる。いろいろな場面で踏みつけられながらも、ふりつもる経験を糧として、花としてふたたび咲いてくれる日はやってくるのかな。