ユーガは自閉症と一応いわれていて、独特のこだわりがある生活をおくっていると思われがちなんだけれど、(ほら、古い映画で恐縮ですが、わかりやすい例でいうと「レインマン」のダスティン・ホフマンなんかこだわりまくって演っていたでしょ?)でも今は、昔にくらべるとショーガイ児の早期発見!療育が地域でも充実してきているので、学童期にはいると行動が激しいタイプのGちゃんでも(自閉の「じ」イコールGです。私たち母同士でときどきこー呼ぶ♪親しみこめて)少しずつ落ちついてくるコドモたちが多いらしい、のです。
そのかわりというか、ひと昔のような画一的な行動ではくくれなくなってきて、症状はみな多彩だ。ひとりとして特徴が似かようGちゃんはユーガのまわりにだっていない気がする。ヒト好きがしてヒト懐こくって、偏食がなくて、トモダチと勉強もできて、行動もおとなしいイイコちゃん、だけど自閉症なんだって、というコもいる。
最近は、テレビでも自閉症のヒトが登場したりするドラマがよくありますよね。ちょっとまえまでは、これがいかにも教科書どおりのいわゆる「自閉症的」特徴がこれでもか、とばかりにでてきて笑っちゃうときがあった。
床屋の赤と青がぐるぐる回っている看板を飽きずにみているシーンが登場して、朝食はストロベリー・ヨーグルトを絶対に食べないと出かけらない。年号や数字の暗記力は超人的で、芸術分野では類まれな才能が眠っている、とこうきちゃう。
そんなに全部セットで備っているコがいたら、子育てもさぞかし楽しいだろうなっ、と夢みつつ楽しむこともできる。逆にあまりにも上手にリアルに演じられちゃうと、またそれはそれで笑っちゃうんだけどね。「ホンモノ」のひと、つれてきちゃった、もしかして?と観察しつつ、その演技力に後日身内でいたく感動しあう。
秀でたものがでてこなくってそれを確かめるために、親をふくめてまわりが四苦八苦しているというのがほとんどだろうから(ユーガのように)、たまにはあまり劇的でない平凡(平凡、というのもヘンだが)なGちゃんを主役じゃなく脇役でいいから、おしゃれに誰か演ってくれないかな。香取くんとかあたりに。どーでしょ。
年相応な振るまいができて、行動においてまわりのヒトの手をあまりわずらわすことなく毎日が暮らせるようにと願いつつ、でもあきらかに「フツー」のコとは遠い隔たりがあるユーガのこれからの少年時代、その「個性」をいかにして育み、どうしていくべきか、と最近よく思う。
まぁ、最終的にはあのオトタケ君がよくいっていることで、「あいつってそういえば五体満足じゃないんだね」っていわれるようになったら最高なんですが。「そういえばユーガって自閉症なんだよね」って。人生においてそれだけの仕事というか役割が、ユーガにできればいいけどね。彼が自分の人生で主役になれるように、今年もがんばっていきましょうかね。スロースターターな年にふさわしい、遅めの抱負であります。